学校で邦楽演奏指導

地元の小学校と中学校で邦楽の鑑賞と実技の授業のお手伝いをしました。小学校では6年生の3クラスを対象に、また中学校では1,2年生のクラスを対象に延べ12回にわたり、箏と尺八の演奏を聴いてもらった後、お箏の実習指導を行いました。
六段の演奏風景演奏の内容は、六段(箏独奏)、鹿の遠音(尺八独奏)、春の海(箏と尺八)、せきれい(箏と尺八と唄)。せきれいには音楽の先生(小学校と中学校の担当の音楽の先生は声楽科のご出身)にお願いして唄で参加していただいた。

←六段の演奏風景


さくらの実技指導演奏の後にさくらの実技指導


お箏の面数が人数分ないので、半分の生徒は待っている間に「尺八の音を出してみようコーナー」で音だしにトライ。15位の間に生徒の半数以上は音が出せるようになる。尺八を当てる位置や向きやを一人ずつ調整してあげると音が出てくる子が多い。10人に一人か二人は、ほとんど最初から音が出せる子がいます。


プラスティック管で今回、本物の尺八を6本、穴のないプラスティック製尺八を12本持参しました。音出しの練習だけならこれでも十分役に立ちますね。小学校では生徒の一人が終わってから、尺八を一本下さいと言ってきた。音が出せなくて、悔しいのだそうだ。練習できるようにプラスティック管を一本先生に渡しておきました。

邦楽の授業は必修になったとはいえ、年に2,3時間くらいしかないようだ。西洋音楽は放っておいても習う機会はいくらでもあると思うので、いっそのこと、音楽の授業は半分以上邦楽にしても良いのではないかと思う。邦楽には(にも)それだけの内容と魅力があると思います。

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