「笛吹き女」 をYouTubeへアップ

昨年の尺八リサイタル(2012年9月19日)での「笛吹き女」のビデオをYouTubeに掲載いたしました。
とてもすばらしい曲ですね。歌詞にもとても惹かれます。今回、ビデオに歌詞の字幕をつけてみました。どうぞご覧下さい。

<曲解説>(リサイタルのプログラムより引用)

 深尾須磨子の詩集「牝鶏の視野」の中の「笛吹き女」をアルトのための歌曲に作曲したもので、篠笛、尺八、十七絃、それに打楽器として小鼓が加わり伴奏している。歌詞は十ニ章にわかれ、その内容を忠実に再現しつつ、調性やリズム、テンポなどを次々に移り変わりながら終章まで演奏される。(1956年作曲 楽譜解説より)

 深尾須磨子は童女の頃から夢中になって笛を吹いたという。笛を吹くことは、子供ながらも現実の強いる生の痛苦を正面から受け止め、そのかなしみ、苦しみを天空に解き放つ喜びに身をまかせることであっただろう。詞全体を覆う流麗な古典的韻律と結びついた候調が作者の魂の秘奥を濃厚な集約性と完結性をもって照らし出している。(逆井尚子著「深尾須磨子」より抜粋)

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