Ubuntu(Linux)をインストール
いつかはWindowsを離れてLinuxなどオープンなOSに移行できないものかと思っています。
かねてから興味があったLinuxのデスクトップ版Ubuntuをインストールしてみました。いくつかトラブルがありましたが、無事問題を回避することができました。まだ、ブラウザとメーラーくらいしか使っていませんが、今のところ快適に動いています。
以下に、インストールの経過、問題回避方法などを記します。
Ubuntu Linux入門キット 小林準・村田信人著 秀和システムの付録CDよりUbuntu 10.04 LTSを使用
手順と経過:(基本的な部分は上記の書籍により詳しく書いてあります)
- パソコンをCD/DVDから起動できるようにBIOSを設定
Lenovoデスクトップでは起動時にEnterを押すとBIOS設定モードになり、STARTUPの設定で行った。 - DVDを入れて、パソコンを再起動
- メニュから「Ubuntu 10.04を試す」を選択
- Ubuntuのデスクトップが表示。
- FireFoxを起動し、ネットワーク接続がOKなことを確認。
- 次にディスクへのインストールを行う。以下。
- CD/DVDから再起動し、メニュからインストールを選択。
- 言語、タイムゾーン、等の設定後
- パーティションの作成方法を選択。(複数のOSの)「それぞれ別のものとしてインストール」を選択して
この方法ではWindowsのパーティションを減らしてUbuntuのパーティションを作成する。
画面の下部のスライダでリサイズのサイズを指定できるようだ(後で気がついた) - ユーザ情報を入れるとインストールが始まる。3-4分程度でインストール終了。
- DVDを抜いて再起動すると、OSの選択画面が現れる。Ubuntu/Windows XP/Windows NTが選べるが、
- Ubuntuが最優先で数秒何もしないとUbuntuが起動する。
- いろいろ試して、再起動しているうちに、ネットワークが接続できなくなった。
- 原因が分からず、再度インストールを行って、いろいろ試しているうちに、ハイバーネイト(Windowsの休止)をするとネットワークが接続できなくなることに気がついた。
- 2度目のインストールでまた別のパーティションができてしまい、30GBx2=60GBほど無駄な領域ができてしまったので3度目の前にこのパーティションのデータを削除する作業を行った。以下。
- Windows XPで再起動してから、フリーのパーティション編集ソフト「EASEUS Partition Master」を使って、二つのUbuntuのパーティションをそのスワップ領域を削除して、70GBほどの空のパーティションを作成。
- ここでパソコンを再起動したらOSを選択する画面が出ず、No such partition とメッセージが出て、Windowsも起動できない状態になった。これはWindowsも使えない状態になってしまったかとどきっとした。
- 3度目のインストールは「連続する最大の空き領域を使用」し、先ほど作った70GBの空きパーティションにインストールされることを願い完了を待つ。
- 再起動するとOSを選択する画面が表示され、胸をなで下ろす。70GBのパーティションにインストールされた。
- Ubuntuが正常に立ち上がった。まずOSのアップデートをすべてかけた。
- ハイバーネイトはトラブルを起こすのでこれをしないようしたい。
サスペンドとハイバーネイトをできないように設定する記事(Howto: Disable Suspend and Hibernate – ubuntu)を見つけた。やはりサスペンドとハイバーネイトはトラブルが多いとの記述がある。その記事に示された方法で設定ファイルを修正して、デスクトップ上でサスペンドとハイバーネイトのメニュを表示しないよう設定を変えた。これはメニュを表示しないだけなので、他の方法でサスペンドとハイバーネイトが実行されないように注意が必要なようだ。 - これでひとまず安心して使えるようになったようだ。2日ほど問題なく動いている。
その他:
メーラーのEvolutionはアカウント設定がうまくいかず、メールサーバへの接続ができなかった。具体的にはアカウント設定ではパスワードを入れる欄がなく、実行時に入力を求められて、それが記憶される仕組みらしい。ところがパスワードを入力を求めてこないでエラーになってしまう。
原因がわからないのでEvolutionをあきらめThunderBirdというメーラーをインストールした。これはアカウント設定が上手く行き使えた。
FireFox:Youtubeを見たりMP3ファイルをプレイするにはプラグインのインストールを求められた。それらをインストールすることで、動画サイトや音楽なども問題なく見たり、聞いたりできる。
ただし、Youtubeの画面を最大化すると動画表示が追いつかずカクカクとしてしまうのが残念だ(Windowsでは正常)。画面を別ウィンドウで開いて、最大ではなく1,2割小さくするとスムーズに表示するようだ。これはFlashPlayerのプラグインの問題か?
表示されるフォントはMACのようにスムージングされて表示される。マックの画面を見ているような感じがする。
速度。OSの起動がWindowsXP(別のパソコン、CPU性能はこちらのほうが高い)に比べ倍くらい速い。OpenOfficeのWriterの起動時間で比較すると3倍くらい速いようだ。FireFoxの起動時間はそれほど差がないようだ。
マルチモニタができない:私はマルチモニタを愛用しているので、Ubuntuでもマルチモニタが使えたら良いのだが、サポートされていないようだ。
まだ、2日しか使っていないが、なかなか良いという感触です。
今後、いろいろなアプリケーションを試してみます。
欲しい機能はマルチモニタのサポートですね。マルチモニタのサポートについて何か情報があれば教えてください。
iTuneとiPodを手放せないのでまだWindowsを捨てる訳にはまだいかないかな。Ubuntu(Linux)で相当のものがあればよいのですが。
頑張っていますね。
成れるまではwindows パソコンと共有させないで、単独で行なった方がいかがでしょうか。
windowsを後から入れると言う方法もありますが、かえって難しく成るのでしょうか。
確かにwindowsは値段が高くて困りますよね。
紹介した本に書いてありますが、インストールの方法として3つあります。
1. ディスクを全部消してUbuntuをインストール
2. Windows他と別のパーティションにインストール(通常Windowsのパーティションを減らして新しいパーティションを作る)→起動時にOSを選択可能
3. WindowsとUbuntuを共存させる。VirtualBoxやVMware PlayerというものでUbuntuをWindows上の仮想マシンとして動作させるものです。動作中にWindowsとUbuntuを切り換えるものです。
今回はWindowsもまだ残しておきたいのでシンプルで性能も(
3の方法より)良いとされている2.を試しました。