川場温泉へ一泊旅行
4月1日から2日、群馬県の武尊山の山麓の川場温泉に行ってきました。
武尊山(ほたかさん)は、日本百名山の一つ、尾瀬の至仏山の南に位置します。30年くらい前に、尾瀬入り口の片品村から入山し、一泊二日の行程で武尊山を縦走し、川場村に下山したことがありました。そのときの川場村ののどかな田園風景をかすかに覚えていて、また行ってみたくなりました。
このあたりでは、まだ桜も咲いていない時期なので、もっと南の暖かい方へ旅行すべきだったかなと心配しながら行きましたが、すばらしい天気に恵まれ、気持ちの良い旅行になりました。
武尊山の左側には谷川連峰を望むことができます。
高速を下りて、まずJR沼田駅へ。ここで昼食。駅前の食堂で豚カツを注文したら、その肉の厚さと大きさにびっくり。ワイフは食べきれず、包んで持ち帰りました。このあたりは、「上州沼田とんかつ街道」とかのキャッチフレーズで宣伝して、豚カツ屋がたくさんあるようです。
最初の訪問地は、沼田公園(沼田城址)。ここは桜の名所とのこと。まだ桜は咲いていなく、4月の中旬が見頃のようだ。ちょうど今日(14日)あたり満開かもしれない。下の写真の桜の木は公園の端の崖の上に立つ見事な一本。幹のこぶが、龍か恐竜の頭のように見えます。
迦葉山(かしょうさん)弥勒寺を目指すものの入り口がわからず、どんどん山を登ってしまった。間違いに気づいたが、下山する車が結構あるので、何があるのだろうと終点まで行くと、そこはスキー場(玉原スキー場)だった。休憩所で滑る人達をしばし眺めた。スノーボードを実際に見るのは初め。一般のスキー客のエリアと分けた子供専用のエリアがあって、孫達を連れてきてもそりなどで楽しめそうです。
帰りに迦葉山弥勒寺に立ち寄りました。雪に半分埋もれているが、巨大な天狗の面を見ることができました。
川場村は果樹の産地のようだ。りんご、さくらんぼ、ブルーベリーなど。リンゴの木の姿がとても面白い。ダンスをしているように見える。農園毎にリンゴの木姿が微妙に違うのも興味深い。さくらんぼの木は、枝を横に張らせて肩を組むようにして並んでいました。
川場村は武尊山の南側のなだらかな山麓にあるためかとても明るく、広々としています。村にはホテルや温泉旅館、テニスコートなどもありますが、コンビニを一つも見かけませんでした。また、大きな宣伝看板などもほとんどなく、とても新鮮ですがすがしく感じました。たまたまなのか、それとも村作りのコンセプトなのか?トラクターに乗っている人は若い人でした。道の駅(川場田園プラザ)はハムやチーズ工房も併設されていて、多くの客が訪れていました。ここでも若い人がたくさん働いていて、農村の高齢化のイメージとは反対でした。
川場を後にして吹割れの滝を訪れました。
初日に泊まったのは「緑渓の宿 とくさ」。泊まり客はほかに4人の子供連れの一家族のみ。宿賃が安い上、風呂のお湯はたっぷり。